
それぞれのコズムでは、異なった物理法則 --- リアリティが働いています。 そのため、コズムによってMacが動いたり動かなかったり、

魔法が使えたり使えなかったりします。 詳しくはリアリティの項目を参照してください。

コズムとコズムの間は物理的に接触がなく、 コズム間の移動はブリッジなどの特殊な手段を必要とします。 詳しくはメールシュトローム・ブリッジ の項目を参照してください。

Torg では、それぞれのコズムごとに異なるリアリティが働いている という設定になっています。 それぞれのリアリティの特徴は、 アクシオムと世界法則 の二つで表されます。
かように物理法則はコズムによって異なりますが、 リアリティの違いによらず全てのコズムで適用される原則が二つあります。 この原則は一般に永劫則と呼ばれ、 第一原則と第二原則とがあります。
それぞれのリアリティで許容されないことを行おうとした場合、 例えば地球で魔法を使おうとした場合などは、 矛盾が発生します。 第一原則は矛盾を許容せず、これを消し去ろうとします。 このため、矛盾を起こすことは危険を伴います。
通常一つのコズムの中では一つのリアリティのみが働いています。 ただし例外として、 レルム ハードポイントなどのように 局地的にリアリティが異なることもあります。
二つの異なるリアリティが衝突すると、激しい矛盾が発生するため、 荒々しいリアリティ・ストームが発生します。 これはレルムの端や混合レルム内部などでよく見られる現象です。
アクシオムには 技術, 魔法, 信仰, 社会 の4つがあり、 各々0〜33の数字で表されます。 数字が大きいほど高度なものが機能します。
例えばコアアースは、魔法7, 社会21, 信仰9, 技術23で、 科学技術と社会的な面は高度なものが機能しますが、 魔法の呪文や信仰の奇跡はレベルの低いものしか働きません。
いっぽう道具や呪文にも「必要アクシオム」という数字が設定されています。 周囲のリアリティのアクシオムがこれ以上ないと、 その道具や呪文は矛盾を起こします。
例えばM-16のアクシオムは技術22ですし、火の玉の呪文は魔法10です。 コアアースでは、M-16は撃てるが火の玉は撃てない、ということになります。 逆にアイルでは、技術アクシオムが15で魔法が18ですから、 火の玉は撃てるがM-16は撃てない、ということになります。
感知魔法(divination)は比較的低いアクシオムでも働きますが、 移送魔法(apportation)、変性魔法(alteration)と順に必要アクシオムが高くなり、 創造魔法(conjuration)には13以上のアクシオムが必要となります。 また、呪文を途中まで唱えておいてサスペンドし、 後で必要になったときに発射する 圧縮呪文(Impressed Spell)には、 アクシオム17が必要です。
リビングランドのように社会のアクシオムが著しく低いと、 人々は「村」以上の大きな共同体のことを考えて行動することができません。 また一日より短い「時間」の概念も考えられないため、 共同の軍事行動が極めて困難となります。 これが高くなってくると、君主による統治、民主主義、 資本主義と経済活動、国際共同体と、次第に高度な社会概念が可能となります。
地球で国連がなかなか機能しないのも、実はコアアースの社会アクシオムが21しかな いためです。国際共同体がまともに動くには、22の社会アクシオムが必要になります。
信仰の奇跡は魔法とは異なります。 魔法も一種の法則体系であり、自然の法則を利用して呪文を発動させます。 しかし奇跡は、人々の信仰のパワーが集まって、不思議な力を発動させるのです。
信仰アクシオムが低いと、ほとんど奇跡は起こせません。 しかしこれが10以上あると、聖職者は強力な力を持ちます。 さらに20以上になると、平信徒だけで異様な奇跡を起こせるようになります。
ちなみにコアアースの信仰アクシオムは9で、 パンと魚を割いて2000人分にするのが精いっぱいです。
最も技術アクシオムの低いリビングランドでは、剣や鎧さえ働きません。 これが高くなって来ると、火薬が、電気が、電子回路が、 という具合に使えるテクノロジーが高度化してきます。
コアアースの技術アクシオムは23ですが、 ニッポンテックやサイバーペイパシーはもっと高い技術アクシオムを持っています。 これらのレルムのハイテクな装備をコアアースで使おうとすると、 当然のことながら矛盾を起こします。
例えばナイルには「正邪の法則」というものがあり、 ナイルのレルムに入った者は全て「善」か「悪」かのどちらかに分類されてしまいます。 自分のインクリネーションに反する行動はモラルの法則によって禁じられるため、 矛盾を起こします。
ナイルには他にも「活劇の法則」がありますし、 ニッポンテックには「陰謀の法則」が働いています。 このようにコズムの雰囲気を規定するのが、世界法則です。>P> 世界法則は、コズム/レルムごとに設定されています。
永劫則のうち第一原則と呼ばれるものは、 「自然は矛盾を許容しない」というものです。 矛盾が発生すると、第一原則が働いてこれを消そうとします。 具体的には、ディスコネクトやトランスフォームなど、 かなり過激な結果を生みます。
一方、第二原則は、「生物は自分のコズムと結び付いている」というものです。 こちらの原則のおかげで、生物は自分のコズムから ポシビリティを引き出し、 矛盾を起こすことができます。 しかし第二原則は第一原則より弱く、 両者が対立するとたいてい第二原則が負けます。 矛盾が危険なのはこのためです。
矛盾は周囲のリアリティのみならず、使用者のリアリティによっても生じます。 例えばテック15のアイルで生まれた戦士がM-16を撃つと、 たとえそこがコアアースであっても、やはり矛盾を生じます。
誰かが矛盾を起こすと、第一原則が働いてこれを消去しようとします。 プレイヤーは「矛盾チェック」を行わねばなりません。 これに失敗すると、そのPCは自分のコズムとのリンクを断たれ、 ディスコネクト してしまいます。
例えばオーズはリビングランドでも、矛盾を起こすことによってピストルを撃つこと はできます。しかし、手榴弾を使うことはできません。なぜなら、手榴弾を投げてし まうと手から離れてしまうため、オーズは手榴弾に対し矛盾を起こせなくなり、爆発し ないためです。
しかし ポシビリティ能力者は、 reality 技能を使い、離れた物体に対しても矛盾を起こすことができます。 手榴弾を離れたところで爆発させられるわけです。こ れを、遠隔矛盾(Long-range contradiction)と呼びます。
遠隔矛盾を起こすことは、通常の矛盾よりさらに危険な行為です。
生物が矛盾を起こそうとする場合、このリンクを通じて自分のコズムから 僅かな ポシビリティが流れ込みます。 このために、リアリティに反して矛盾を起こすことが可能となるわけです。

ところが、矛盾を起こして「矛盾チェック」に失敗すると、自分のコズムとのリンク を断ち切られてしまいます。これがディスコネクトです。

ディスコネクトすると、自分のコズムとのつながりがなくなるため、周囲のリアリテ ィに染まってしまいます。頭の中も染まりますので、例えばリビングランドでディスコネ クトすると「お金」の概念を理解できなくなります。
ディスコネクトしている間は、 ポシビリティが流れてきませんので、 矛盾を起こすことが一切できなくなります。当然ポシビリティの補充も無しです。
また、自分の存在の核となるリアリティとの結び付きもなくなるため、リアリティ的 な節操無しになります。他のリアリティの場所へ移ると、今度はそこのリアリティに染ま り切ってしまいます。
ディスコネクトの状態から回復するためには、 リコネクトが必要です。
矛盾が激しいとリンク修復の難易度もきつくなります。たとえばアイルの魔法使いが リビングランドでM-16を使ってディスコネクトすると、ちょっとそう簡単には修復でき ません。
実際のゲームの中でも、戦闘中にディスコネクト、というのはよくあることで、その度 にリンクの修復が必要となります。
ポシビリティ略奪者の侵略によって 地球各地に侵略者の レルム ができてしまいましたが、 過去重要な事件を経験していたり特別な意味を持っていたりする物体は、 ハードポイントとして現在でもコアアースのリアリティを保っています。
よく知られているハードポイントとしては、フィラデルフィアの自由の鐘、シリコン バレー、ギザの大ピラミッド、エルサレム、メッカ、ロンドン、ストーン・ヘンジ、パリ のエッフェル塔、東京の皇居、広島の平和祈念公園などがあります。
これらハードポイントの内部および周囲はコアアースのリアリティが働いているため、 地球人の抵抗の拠点となっています。
タリスマンには、周囲のリアリティを変化させられるように ポシビリティが込められています。 使っていると次第にポシビリティがなくなってしまうので、 定期的にチャージしなおさねばなりません。
ハイロードの信頼の厚い直属の部下は、たまに自分のコズムのタリスマンを持ってい たりします。形はさまざまですが、ペンダントの形が好まれるようです。
ストームには、自然に起きるものとストーム戦闘によって起きるものの2種類があります。 自然に起きるものは、 レルムの端や ハードポイントの周囲と言った リアリティの境界で発生します。
リアリティ・ストームに巻き込まれることは極めて危険です。 トランスフォームしたり、 命を落すことさえ珍しくありません。 それはただの風雨ではないということを忘れないでください。
トランスフォームとは、ある生物/物体が、自分のリアリティを失い、 別のリアリティの存在に変身してしまうことです。 例えば、コアアースのリアリティに生きている地球人が、突然アイルのリアリティの 持主になってしまう、という具合です。
トランスフォームしてしまうと、新しいリアリティに染まってしまうため、以前はで
きたことができなくなってしまうこともよくあります。例えば、アイルにトランスフォー
ムすると、銃が撃てなくなります。アイルのリアリティはテクノロジーが低いためです。
同時に、頭の中もそのリアリティに染まってしまいます。アイルにトランスフォーム
すると、社会アクシオムが低いために、準備預金率操作といった高度な資本主義概念を思
い付くことができなくなります。
逆にいいこともあります。今まで使えなかったものが使えるようになるかもしれませ ん。例えば、アイルにトランスフォームしたら、アイルでしか使えない高度な魔法を学べ るようになります。 (実際に使えるようになるかは、その後の本人の努力次第です)
トランスフォームが起こるには3つのケースがあります。一つ目は、自分と異なるリア
リティの場所に長く住んでいた場合。
二つ目は、 リアリティ・ストームに巻き込まれた場合。
三つ目は、 ポシビリティ能力者同士のストーム戦闘に
負けた場合です。
ただし、長く住んでいることで自然にトランスフォームするのは、
オーズだけです。
ポシビリティ能力者が自然にトランスフォームすることは
ありません。
そしてこのことが、オーズには致命的に作用します。
トランスフォームすると、体内の ポシビリティ (オーズも生まれつき僅かに持っています)が全てこれに消費され、 なくなってしまいます。 この状態でもう一度トランスフォームしなければならなくなると、 今度は代りに生命力が消費されます。すなわち、死ぬわけです。

ハイロードの侵略によって、
侵略者の レルム内の多くのオーズが現在までにトランスフォームしてしまいました。
彼らは一生をそのレルムで暮らさなければなりません。
外へ出ると、もう一度トランスフォームするかもしれない、
つまり死ぬ危険が大きいというわけです。
このことは、ストームナイト達の戦いを大きく制限します。スティリーを抜いてレル
ムを破壊すると、罪もないオーズ達が大量に死ぬことになるわけです。いわば、ハイロー
ド達の人質です。
このオーズ達を救うためには、
グローリーが必要になります。
英雄的な伝説を作り、人々に伝え広めること。
これがハイロードに対する戦いの第一歩なのです。
なお、たいていの場合人間がトランスフォームしても人間のままですが、 たまに人間以外の、そのコズムの環境に適合した生物に変ってしまう場合もあります。 例えば、心の曲った人間がアイルにトランスフォームすると、 ゴブリンとかになってしまったりします。
超越するためには、強い善または悪の意識を持っていなければなりません。 必然的に超越した者は、善か悪かどちらか、ということになります。善の者はス トームナイトに、悪の者はハイロードに与することになります。
ハイロードが メールシュトローム・ブリッジ を落したとき、 超強力なリアリティ・ストームが吹き荒れ、 多くのポシビリティ能力者が超越によって誕生しました。 ハイロードは彼らのことをストーマーと呼びました。 彼らの多くは、現在ヒーローとなって地球のために戦っています。 そして彼らは自らのことを、 と呼んでいます。
リアリティをねじ曲げるとはどういうことかと言うと、
例えば、銃を撃つときを考えてみましょう。このとき、運悪く弾がそれてしまいまし た。しかし、ポシビリティを使えば、物理法則が都合よくねじ曲って、大命中。 どうです、すばらしいでしょう。
しかし、誰でも彼でもポシビリティを使えるわけではありません。ポシビリティを体 内に蓄え制御することのできる、ごく限られた特殊な者だけです。そのような者を、「ポ シビリティ能力者」と呼びます。
一方、他人のポシビリティを奪い取って自分のものにしようと企む悪いやつもいます。 それが、ポシビリティ略奪者です。
ポシビリティ能力者となるためには、reality技能が必要です。この技能を身 に付けるためには、厳しい修行か、 あるいは 超越が必要です。
ポシビリティ能力者以外の者を、普通(ordinary)の者、 という意味で オーズ (Ords) と呼びます。 これは元々、ハイロードが支配されるべき愚衆を蔑んで呼んだ 呼び方が始まりとされています。
ポシビリティ能力者の中にも、ハイロードの部下となって働く悪人もいれば、 ハイロードに立ち向かう正義の味方もいます。
ハイロード達は、自分らに歯向かう小癪なポシビリティ能力者のことを、 ストーマーと呼んでいます。 一方彼らは彼ら自身のことを、 ストームナイトと呼んでいます。
オーズは物理法則に逆らえないため、戦闘などでもすぐやられてしまいます。 矛盾を起こす際にも大きなリスクを負います。
そのうえ自分と異なるリアリティの下で生活していると、 そのうち自然に トランスフォームしてしまいます。
全ての者は生まれつきオーズです。ポシビリティ能力者となるためには、厳 しい修行を積むか、 超越 しなければなりません。
このような連中は、侵略に抵抗し、往々にして厄介な勢力となりました。 ハイロード達はこのような連中を、 嵐から生まれた者という意味で「ストーマー」と呼んでいます。
アイルのパラディン、 タンクリッド家のトルウィン は、この呼び名を嫌い、地球に転生したとき自らを 「 ストームナイト」と名乗りました。 以後ストーマー達は自らを「ストームナイト」と呼んでいます。