Tharkold


State of the Realm

A dark post-apocalyptical world dominated by the Tharkoldu - vicious cybernetically enhanced demons who feed upon the pain they inflict in their prey. Standing against them, and fighting for survival are the Race, the human survivors of the apocalypse.

Tharkold embodies a bizarre blend of magic and cyberpunk with a nasty edge to it. The Tharkoldu have invaded Earth twice, once abortively, and now seek revenge on the High Lord of Nippon for his part in foiling their first attempted invasion of Russia.


Cosm of Tharkold

サーコルドは、ターミネーター + ヘルレイザー、といった雰囲気の世界で、 人間("Race"と呼ばれる)とデーモン("Tharkoldu"と呼ばれる)が数千年に渡って 終わりのない戦争を繰り広げています。
戦争のためだけにテクノロジーが進化し、現在では人間もデーモンも、高度に 進化したサイバーテクノロジーを使用しています。デーモンの方も、体中にサイ バーウェアを埋め込んでいるわけです。

Tharkoldu

デーモンにも階層があって、Demon Prince とか Great Alpha とかいるんです が、一番下っ端を Technodemon といいます。しかし下っ端とは言え、一般的な 地球人に比べれば、遥かに強力です。
んで、デーモン達の中でも一番数が多いのがこの下っ端達なので、一般にデー モン全体のことを「テクノデーモン」と呼ぶことが多い。正式には「サーコルド ゥ」が種族名です。
テクノデーモン達は、人間(human/race)と異なり、マジカルな性質を持ちます。 魔法知識の分類で言うと「闇の生き物(entity)」に属します。そのため元来、魔 法アクシオムの低い場所では生きていけません。
ところが、かつての地球がそうであったように、サーコルドでも、テクノロジ ーが進歩するに連れ、魔法の力が弱まり始めました。核戦争による惑星規模の環 境破壊による後遺症とも言われています。コズム全体の魔法アクシオムが低下し 始めたのです。
「このままではいずれ我々は死滅する」と危惧したデーモンの学者(デーモン にもちゃんと社会構造がある)達は、コズムの外に助けを求めることにしました。 次元間を航行できる無人のプローブを送り出したのです。
不幸にして、と言うか、このプローブを拾ったのが、かのゴーントマンでした。 で、ダークネスデバイスを使って魔法アクシオムを上げてやればよかったものを、 意地悪なハイロードはそうしませんでした(まあポシビリティも大量に必要だし)。 で、何をしたかというと、「オカルテック(Occultech)」なるものを考え出し たのです。

当時デーモンの一族を率いていたクラノッド(Kranod)は、ゴーントマンに恩を 返すべく、彼の部下となりました。当時、すでにユーソリオンがゴーントマンの 第一の部下として仕えており、二人はライバル関係にあったようです。
その後クラノッドは、ゴーントマンの侵攻するコズムへの偵察に何度も出かけ ますが、ある日、無人のコズムで、所有者のいないダークネスデバイスを見つけ ます。これがマルゲスト(Malgest)、数あるダークネスデバイスの中でも、最も 血塗られた歴史をもつものです。
クラノッドはさっそくハイロードとなり、自ら他のコズムへの侵略に乗り出し ます。そして、いくつものコズムを征服した後、ゴーントマンの誘いを受け入れ て、地球への侵攻を計画したのです。

Invasion: Earth

サーコルドがロシアへの侵攻を企てたとき、ニッポンテックの3327は、これを 妨害しようと画策しました。自分の息のかかった人物(Mr.ナゴヤ)を駐露大使と して送り込み、「スティリー発見装置」を売り付けようとしたり、などです。
実際のところロシアには、軍の秘密研究所に超能力少女がいまして、この娘が 超能力でもってスティリーを発見してしまいました。ですから、3327の親切は実 は役に立っておらず、ニッポンの妨害があってもなくても結局サーコルドの侵攻 は失敗していたわけです。
しかしサーコルドのデーモン達は、「侵攻失敗はニッポンのせいだ」と逆怨み し、3327への憎悪を募らせることになります。

Nippon Rising

さて、それから半年以上が過ぎた頃、ポシビリティ戦争はますます激しさを増 し、ハイロード達の運命も明暗が別れ始めます。
リビングランドのバラク・カーは、先のことを考えずにどんどんスティリーを 植えていき、一時的に北米の半分を平らげるほど領土を拡大します。そのため、 予備のスティリーを使い切ってしまいました。これを機と見た米軍は反攻を開始、 カリフォルニアから侵略軍を追い払い、ここをコアアースのリアリティに取り戻 すことに成功します。「カリフォルニアの奇跡」と呼ばれたこの勝利で、アメリ カ中はお祭り騒ぎになりました。
少なくとも、アメリカ人の目にはそう見えました。しかしその裏には、3327の 陰謀が蠢いていました。実際のところカリフォルニアはコアアースに戻ったわけ ではなく、秘かに新しいスティリーが植えられ、ニッポンテックの新たなレルム になってしまっていたのです。
秘かにサクラメントに落したブリッジによって、ニッポンテックはついに北米 にも進出しました。これに先だってカナワの子会社は、カリフォルニアに土地を 持っている地主達から、リビングランドのジャングルに覆われた土地を、二束三 文で買い取っていました。ジャングルが無くなったとき、カリフォルニアの少な くない部分は、日系企業の持物になっていたのです。
その後3327は、さらにオレゴンへも進出を画策しますが、 こちらは ストームナイトの活躍 によって阻止されることになっています。

The New High Lord

さらに時間が経ち、ポシビリティ戦争も二年目に入ってしばらくして、サーコ ルドのコズムで政変が起こります。ハイロードのクラノッドが、奴隷あがりの人 間の女性ジェズラエル(Jezrael)に倒され、彼女が新たなハイロードとなってし まったのです。
クラノッドは、地球侵攻失敗によって威信を失い、権力基盤が弱くなっていま した。実はポシビリティ戦争が始まる前にも、カダンドラと呼ばれるコズムに侵 攻を企てて失敗しており、ダークネスデバイスの信頼も低下していたのです。マ ルゲストはクラノッドを見限り、底知れぬ野心と権力欲を持つジェズラエルを、 新しいハイロードとして選んだのです。
しかし、人間の下に従うなど、プライドの高いデーモン達が納得するわけがあ りません。一歩間違うとサーコルドのコズムはデーモン同士の内戦状態になって しまいます。そこで彼女は、どこぞの大統領が支持率低下のときによくやる手を 使うことにしました。新たな戦争を起こすのです。
幸いデーモンはニッポンテックに憎しみを持っていましたので、「すべて3327 が悪い」と言ってしまえばデーモン達を糾合できます。しかし日本本土にブリッ ジを落すには準備が足りなかったので、とりあえずは3327の北米進出の野望を挫 こう、と言うことになりました。そういうわけで彼女は、ロサンゼルスにブリッ ジを落したのです。

しかし、サーコルドの侵攻に前もって気付き、これを阻止しようとしたストー ムナイトの一団がいました。
元カナワのエリートビジネスウーマン、 ヨシコ・ナカタ(Yoshiko Nakata)、 ロスでトラブルシューティング業を営むナイルの覆面ヒーロー、 アッバス・ソンボル(Abbas Sombol)、 その相棒マーク・ダイアー(Mark Dyer)、 それに、カダンドラからやってきたサイバーねーちゃん、 クレヤ・キーヤ=3 (Tanya Keeya Three) の4人です。
さすがに四人だけの力では、サーコルドのブリッジをぶち壊すことはできませ んでした。が、スティリーの設置を妨害し、サーコルドのレルムを思いっきり小 さくすることには成功しました。普通レルムは一辺150kmの三角形ですが、サー コルドのレルムはロス市街部を覆うだけの小さなものになってしまったのです。


High Lord: Jezrael

サーコルドのハイロードは、ジェズラエル、人間(Race)の女性です。


Occultech / Technomagic

サーコルドの世界法則に「支配の法則(The Law of Domination)」というのが あります。単純に言ってしまうと「支配されて主従関係を結んでしまうと主人に 抵抗できなくなる」という法則なのですが、困ったことに、人間やデーモン以外 にも適用できます。ゴーントマンはこれをアクシオムにまで拡大解釈してしまった。
技術アクシオムを魔法アクシオムに支配させることにより、テクノロジーと魔 法を混合させた技術を作り出したのです。これが、オカルテックです。
これにより、高い技術アクシオム(26)によって足りない魔法アクシオムを補い、 低い魔法アクシオムの下でも生きられるようにするサイバーウェア "Life Cyber" が作られました。テクノデーモン達はみなこの Life Cyber を埋め込んでいるた め、ちとばかり魔法アクシオムが低くても大丈夫です(さすがにニッポン/リビン グランドでは低すぎますが)。
その他にもオカルテックによって、人間用のサイバーウェアに呪付(Enchant) を行い、デーモン専用のサイバーウェア「デーモンウェア」を作ることも可能に なりました。今ではデーモン達は、みんな体中をわらわらサイバー化しています。

オカルテックと良く似たものに、Technomagical Inplant と呼ばれるものがあ ります。違いは曖昧です。どうも、「魔法を使ったサイバーウェア」がオカルテ ックで、「サイバーウェアを使った魔法」がテクノマジックのようですが、例外 もあります。
御存知の通り、サイバー教皇領のスキルチップには、魔法知識や魔法技能はあ りません。ああいうのは、テクノロジーでは実現できないのです。まあ精神チッ プ(Spirit Chip)を使うという裏技はありますが。
しかし、サーコルドなら可能です。Technomagical Enabler というハードワイ アリングを脳内に施せば、いきなり「変性魔法4レベル」とか取れます。魔法知 識の入ったチップもあります。
もっと素晴らしいことに、呪文のチップまであります。どこが素晴らしいかと 言うと、このチップを差し込んだ魔法使いはヴァーチャル・リアリティーで呪文 を唱えるため、声や動作、触媒/付加物などが不要なのです。「相手の髪の毛」 などが必要な場合でも、相手のDNAパターンでこれを代用できます。
さらには、Backlash Buffer という、呪文の反作用を吸収してくれるサイバー ウェアまであります。
地位の高いデーモンになると、こういったテクノマジカルなサイバーウェア を埋め込み、強力な呪文で攻撃してきます。

Pain Weapons

サーコルドには「苦痛の法則(The Law of Pain)」というものがありまして、 相手に苦痛を与えることが奨励されます。 この法則の体現とも言うべき武器が Pain Weapon で、結構便利な武器です。

Pain Weapon は、鞭や杖といった殴る武器の形をしています。痛そうですね。 そして、相手を殴ると、相手に苦痛を与えるわけです。 これを使うには、という技能を持っていなければなりません。 この技能は、技能無しでは使えません。

Pain Weapon で相手を殴る場合は、白兵戦(melee weapons)か格闘戦闘(unarmed combat)技能を使います。棒切れで相手を殴る場合と同じです。
ただし、命中した場合のダメージの与え方が違います。この武器のダメージ基 本値は、通常の武器のように[筋力+ダメージ修正]ではなく、[pain weapons技能 +ダメージ修正]なのです。ですから、技能レベルが高くなればなるほど、ダメー ジもでかくなります。
さらにこのダメージの行き先ですが、通常の耐久力(Toughness)ではありませ ん。ダメージ達成値を相手の技能値と比較し、それで戦闘結果表 を参照します。この技能を持っていない場合は精神力(Spirit)と比較します。
このダメージは、スタンの精神ダメージ(Spiritual Damage)として扱います。 ショックが精神力まで達すると気絶します。また、この武器でKOされると、奇跡 の宗教的葛藤のときと同様、<祈念(focus)>技能を失います。

Race

Race というのは、サーコルドに土着の人間のことです。サーコルドにはデーモン と Race がいて、もう誰も原因を憶えていないほどの昔から戦争し続けています。

サーコルドには Race の国家がいくつかあります。「なぜ結束して戦わないんだ あっ」と思うかも知れませんが、社会アクシオムが足りないのでしかたがありま せん。
今回地球に侵略してきたのはデーモン達です。一方の Race 達は、デーモンと戦 っているという状況のために、コアアースの人々とは共通の敵を抱えていること になります。そのため、ブリッジを渡ってコアアースにやってきてデーモンと戦 っている者もいます。 Tharkold Sourcebook には Race Soldier というテンプレートがついていますが、 こいつが生まれてからこのかたずっと戦争し続けているため、戦い続ける以外の ことを何も知らない、というかっちょええやつ。だいたいサーコルドの人っての は、そういうやつらばっかりです。

デーモンは Race を捕虜として捕まえ、奴隷として使っています。こうした Race 達は「支配の法則」によって支配され、中には SlaveChip と呼ばれる奴隷化チッ プを頭に埋め込まれている者もいます。
こうした奴隷 Race は、労働力として使われる他に、スパイとして Race の国に 送り込まれて猜疑心の種を撒いたり、あるいはダメージバッファとして主人の盾 となったり(サーコルドには自分が受けたダメージを奴隷に転送して身代わりに する呪文がある)、そういう用途に使われています。


Tharkold Sourcebook

The Sourcebook of Techno-Horror Reality. 144p, $18

To see the cover illustration of the sourcebook, click here.

Los Angels Citybook

128p, $18

To see the cover illustration of the citybook, click here.

Creatures of Tharkold

128p, $18

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Last updated on 95/4/14
Composed by nishio@io.com