そこで、つうわけで、それぞれのテンプレートが英語版ではどんな感じなのか、
大まかなところの紹介を。
もちろん、これを使わなければいけない、というわけではありません。が、
プレイを初めてすぐにキャラの性格を肉付けするのは難しい場合もありますので、
そういう場合に参考にすると良いでしょう。
というわけで、基本セット24種のテンプレートが終わりましたので、次はリビ
ングランド16種に参りましょう。まずは Big Game Hunter, ハンターからです。
背景ですが、ハンターです。アフリカから南米まで、様々な未開の地で猛獣を
狩ってきた人です。ところが今や、そういうところまで出かけなくても Big Game
(ここで言う Game とは獲物のこと)がおります。すなわち、恐竜。
これはハンター冥利に尽きるかと言えば、さすがにそこまで脳天気ではない。
なんせこの恐竜どもは、おとなしくハンターに狩られるのを待っているわけでは
なく、トカゲ人達に率いられて街を襲い人々を殺しているわけですから。
そういうわけで、このハンター、スポーツの狩猟としてリビングランドに行く
わけではありません。リビングランドに赴く人が、彼の才能を必要としているの
です。彼は、荒野で生き延び、現地人と接触し、動物達から身を守る術に長けて
います。デトロイトやフィラデルフィア行きのコンボイは、よく彼のようなハン
ターを一緒に乗せていきます。
性格は、タフで尊大で、自分に絶対の自身を持っています。荒野では一つの失
敗がどれだけの危険を呼び込むかということをよく知っているため、同じ失敗を
二度繰り返すような輩には耐えられないそうです。
Quote が「君はここでじっとしていろ。私がなんとかしてくる」というもの。
周りの人を足手まといだと見る傾向が強いみたいね。
能力的にはなー、なんか特徴があるかっつーと実はあまりない。持ち物も、弓
が変わってるって言えば変わってるが、アクシオムは22も必要だし。Enchanted
Bow の呪文で強化できるってのが強みかな。ダウンベストが+2になるのか、とい
う疑問は出るところと思いますが、英語版では Padded Vest となってまして、
きっと羽根以外にも詰め物がはいってるんでしょう。
技能は、騎乗と生存を取っておくとそれらしいかも。
次は Athlete, 日本語版の運動家。
背景ですが、有名なプロスポーツ選手です。子供のときからスポンサーが付き、
大人になったときには大スターに。というところで、ポシビリティ戦争が襲来。
彼は侵略開始時の虐殺を逃れ、コアアース地域まで脱出してきます。ここで実
は彼はまだスポーツ選手として残りの人生を送る選択肢がありました。アメリカ
以外の国ではまだ試合も行われていますし。しかし彼はそれを拒否し、自分の才
能をエディーノス達との戦いに役立てようと決意したそうです。
彼は未だに有名であり、そのため人々の協力を得られることもあります。しか
し彼が目指すのは、祖国を取り戻す、ただそれだけらしい。
性格は、エネルギッシュで、目標に向かって一直線に進むタイプ。とは言え、
物事をゲームのように捉える面があります。コトが有利に運んでいる場合、敢え
て危険を冒す傾向があるそうだ。
Quote が、短いからそのままのっけちゃおう。"Let's play ball, gentlemen"
いかにもだが、その実結構深いセリフだ。
忍者に次ぐ敏捷度の高さ。ジャズファイターと並びますが、彼が射撃系だった
のに対しアスリートは格闘系です。他にも移動系の技能は全部取れるので、まさ
にアドレナリンとお友達な人と言えるでしょう。
しかしそれにしては、間合い(maneuver)を取れないというのが痛いところ。結
局M-16を撃つんじゃあ他のテンプレートと変わらんしねえ。M-16はザコをフルオ
ートで蹴散らすのに使い、親玉にはバットで一騎打ちを挑むのが正解かもしらん。
基本的にアドレナリンとお友達なので、その他知性系/精神系のことは苦手で
す。まあコネクションを出せば、わりとどこにでもファンがいてくれそうだが。
今度は Earther Gone Primitive, 日本語版の野性人です。
背景がなんか長いんですが、言ってることは単純です。
この人は、子供の頃は学校でスポーツに興じるのが大好きだったそうです。
フィールドを駆け回り、点を入れ、勝つスリルや負けたときの悔しさなど、そ
ういうセンセーションが大好きだったらしい。しかし大人になってからは、そ
うした感情をなくし、退屈なオフィスワークに専念せざるを得なくなりました。
そうしたときにエディーノス達が攻めてきて、彼は突然自分が変わってしま
ったのに気付きます。遠い昔に失ったセンセーションが再び戻ってきました。
あたかも、ティーンエイジャーの頃に逆戻りしたように。と、今度は、オフィ
スの中でじっとしていることが耐えられなくなりました。
彼のような人は他にも大勢おり、彼らは合流して部族を作ります。そうして
いるうちに今度は、地球人に友好的なジャカットのエディーノスと出会います。
このトカゲ君は彼らにケタ・カルズの信仰を教え、彼らもこの素晴らしい宗教
に染まってしまうわけです。
彼はバラク・カーに対しては忠誠心を持っておらず、逆に、例のエディーノ
スからは、このハイロードを押しとどめないと自分達の部族は殺されてしまう
だろうと教えてもらっています。そういうわけで、彼はこの新たな信仰の力を
ハイロードと戦うために使うことにしました。
彼はコアアーサーと行動を共にすることもあります。連中は、人生の素晴ら
しさというものに気付いていない哀れな連中ではありますが。
性格は、まあ、そういう人です。人生の一瞬一瞬が冒険であり、それらを余
さず感じ取ることが重要。いつも「次に何を感じられるのか」をスリリングに
心待ちにしています。
Quote が、「そうだ。俺は嵐が来る前のことを憶えている。あの頃の俺は、
死体だった」というもの。ううむ、今の自分に満足そうでなにより。
まあ傾向から言うと、基本ルールのエディーノスと同じタイプに属するテン
プレートです。耐久力が低い(これは鱗がないためだそうだ)分肉体的には弱め
なのですが、実は奇跡起こすのはこっちのがうまかったりする。
ロールプレイ的には、やはりコアアースな死せるやりかたをバカにするのが
よろしいのではないかと。かつては自分もそれを経験していて、捨ててしまっ
たわけですから。
次は Dilettant, 日本語版の趣味人。ううむ。Diletant てのは、好事家とか
愛好家とか、道楽でなにかやってる人を指します。まあ、本来の意味での「アマ
チュア」に近い。ちなみに読み方は「ディレッタント」
背景ですが、たしかにこりゃ道楽の人です。金持ちで、人生に退屈していたそ
うだ。それで、安全なところで暮らしている金持ちが冒険に憧れるように、彼女
もリビングランドに興味を持ってしまった。恐竜とか、全く異なるリアリティの
世界というものを、この目で見てみたいと。別段見なきゃ困るわけでもないので、
やっぱ道楽ですな。
で、彼女、自分では冒険家のつもりで、また今までの自分の文芸的な背景がリ
ビングランドでも役に立つと思っています。ここが think とか believe でなく
fancy という語を使ってるあたり辛辣だな。実際のところ彼女がリビングランド
でも生きていられたのは、彼女の持っているお金と、持って生まれた魅力の賜物
です。つまり、リビングランドに入る前にその筋の人を雇うだけのお金があった
ということ、それと、リビングランドの中で彼らがフラストレーションのあまり
彼女を殺してしまわないよう彼女自身の魅力でもって良い関係を保ってられたこ
とです。察するに、実際のところ彼女はとんでもないお荷物らしい。
リビングランドの中で時間をかけて経験を積めば成長するかもしれない、が、
しかし…、とか書かれて背景は結ばれています。
性格ですが、ひじょーに困ったやつです。チャーミングで人当たりがよく、他
人の好意を惹きやすい。他人の感情を害することもなく、誰とでも自然と友達に
なってしまう。その一方で、危険に際してはまるで子供のようで、好奇心のため
に次から次に危険を呼び込んでしまう。その度に周囲の人の苦労で助かるわけで
すが、当の本人はけろっとしている。まったく…
Quote が、「そうだ、いい考えがあるんだけど。この恐竜の後をつけていって、
どこに行くか見てみない?」というもの。こうやって一行は窮地に陥るんだろう
なあ。
技能も、いかにもですねえ。生存も追跡も、発見すら持っていない。科学もリ
ビングランドじゃ役に立たんだろうしなあ。やはり、語学と説得を取って、何が
あっても相手を魅了/説得してごまかす一手か。まあお金もいっぱいあるし、対
人交渉は任せても大丈夫だろう。
ところで、日本語版では<知識(現代美術)>という技能がリストアップされてい
ますが、原文では scholar (Liberal arts) です。Liberal arts ってのは何か
というと、教養学科って言うんですか、哲学/歴史/文学/語学/自然科学とかその
辺の、大学の教養学部で習うような学問のことです。職業に役立つような専門科
目でない、教養的なやつ。要するに、サバイバルには役に立たないであろう知識
ですね。
また日本語版では持ち物の中に「多額の財産」とあって、なんじゃあこりゃあ
とか思う人も多かろうかと。英語版では trust fund となってまして、信託資金
とかいう意味です。だいたいアメリカの金持ちってのは、自分の財産を投資信託
会社に預けて運用させるわけですが、それのこと。日本でも中期国債ファンドな
んてのがありますが、あれのもっと大規模版。平均利回りは銀行の定期預金を上
回りますが、確定利回りはありません。逆に言うと、信託できるだけのお金があ
るってわけで。だから、財産の額は凄いけど、手元に現金があるわけではなく、
必要な時にすぐ用意できるとも限らない。ですので、金を湯水のように使われる
ことを嫌うマスターなら、その辺で制御をかけられます。
最後に、持ち物の中に NATO 7.62mm 機関銃がありまして、これダメージ基本
値24なんだよな。英語版では特に注釈ありませんが、日本語版では据置式になっ
てます。私も、これを無制限に撃たせるのは非常に問題が大きいと思うので、ど
ちらかというと据置式に賛成したい。ただ、据置式の場合は重機関銃になるわけ
ですので、撃つのに<砲門>が必要となります。撃てないものを持ち歩いてるのが
いかにもディレッタントらしいと見るか、完全な重機関銃でないと見なして<銃
器戦闘>で撃たせるか、Storm Knight's Guide to the Possibility Wars で追加
された Unskilled Penalty のルールを使って +4 (だったと思うが定かでない)
の難易度修正で撃たせるか、まあその辺はマスターの裁量ということで。
はい、来ました。Inquisitive Stalenger, 日本語版の、好奇心の強いスタレ
ンジャー。
どのソースブックにも一つはキレたテンプレートが付いているのですが、リビ
ングランドの場合はこいつです。私の怪しい友人Mもこれを好んでいる。
背景ですが、まあ元々は、想像が付くとおり、バラク・カーの手下として地球
にやってきた一人でした。その当時はケタ・カルズの信者だったのね。
それが、どういういきさつかは知りませんが、ケタ・カルズはたしかにスリリ
ングだが、ちと危険すぎる、という風に考えるようになりました。そこで、今度
は地球人のことを観察し、連中のやり方を試してみよう、ということになったら
しい。
彼は地球人と注意深く接触し(そらいきなりぬっと出たらなあ)、何とか彼らの
信頼を得ることに成功しました(その道のりが長く険しいものであったことは想
像に難くない)。地球人の言葉を習い、また彼も地球人達にスタレンジャーの言
葉を教えました。地球の音楽とファッションはすばらしく魅力的で、彼はすっか
り地球文化の虜になってしまいました。この過程でコアアースにトランスフォー
ムしたのだろうな。
その結果、この文化を破壊しようとしているバラク・カーは許せない、という
ことになり、地球の文化を守るため立ち上がったわけです。
なんでも、スタレンジャーというのは生まれつき信心深い種族だそうで、彼も
ケタ・カルズを捨てた以上それに代わる別の宗教を探すことになりました。キャ
ラ作成時に何かコアアースの宗教に入信しているかもしれないし、あるいはまだ
探している最中かもしれません。信教技能を取るなら、コアアースの宗教から取
れとのことです。
性格がまた素晴らしい。とにかくコアアースのものが大好きで、コアアースの
ものが周りにあればご機嫌です。で、今はいつも周りがコアアースなので、いつ
でも上機嫌。ただ、彼の姿を見るとたいていのコアアース人は逃げてしまうので
すが、このことすらも目眩を覚えるような感じだそうだ。いい意味なのかなあ。
Quote がねえ、「さあ、またローリングストーンズを聞こうぜっ」 again と
かついてるから、何度も繰り返し聞いてるんだろうなあ。
日本語版ではカットされていますが、英語版では装備のところに various Core
Earth souvenirs と書かれてまして、souvenir てのは記念品とか土産とかいう
意味。日本語版でもイラストではなんか妙なものをいろいろ体にくっつけてます
ね。あれだあれ。おそらく、わけわからん物を妙な風に誤解して持ち歩いてるん
だろうなあ。
このヒトデ君は、基本的に役に立たないと思いましょう。空を飛べるだけです。
やはり Loony なプレイに徹するしかない。とりあえず<知識(アメリカ大衆文化)>
は絶対に取ります。そして、コアアースをTVや映画で見たとおりの世界と信じ込
み、自分が映画やTVの主人公になったつもりのヒトデ、という線で行きましょう。
「うむ、知っているぞ。こういう時コアアースの探偵は、こうするのだ」「むむ
う、どうしてかなあ、映画ではうまくいってたのに」とか。こいつがディレッタ
ントとタッグを組むと、無敵だなあ。
「このテンプレートでヒーローらしく活躍したい」と願う奇特な人には、そう
ですね、まだトリックに生きるという道が残されています。スタレンジャーって、
空は飛べるし触手はあるし、意外とトリックのやりようって豊富だったりします。
ポンプとかも使い道考えるとおもしろい。あとこいつは、ソナーで物体を探知す
るため、フォッグ、ダークネス、インヴィジビリティ、ダズルなどが通用しませ
ん。ナイルの天敵ですな。
今度は Gang Member, 日本語版でもギャングのメンバーです。
このテンプレートは、小説に登場したティーンエイジャーのニューヨークのギ
ャング、コヨーテとラットをモデルにしていると考えられています。この二人、
ブライス神父に助けられてニューヨークを脱出しますが、そんなにたいして重要
な仕事をするわけでもなかったりする。
さて背景ですが、街のストリートで、おそらくはニューヨークのイーストハー
レムとかで大きくなった、いわゆるストリートチルドレンです。生き残るためギ
ャング団に加わり、ストリートで生きる術を学びます。スリや自動車泥棒も憶え
ましたが、実は盗みは嫌いだったらしい。
というところで恐竜達がやってきて、全てが変わってしまいます。ギャング達
も前より強力になりましたが、他のギャング以外の人達も今や彼の技能を必要と
しているということに気付きます。そういった人々と力を合わせれば、あるいは
街を取り戻せるかもしれない。自分が役に立つ時がやってきたのだ、てな感じ。
性格は、タフで目端が利くタイプ。何事につけても最初は関心のないふりをし
ますが、だんだん自分の本当の感情が自分でもわかってくる、という。
Quote ですが、「おとなりさんは簡単にゃあいかねえけど、大丈夫、俺があん
たを送り届けてみせるぜ」でいいのかな。ちと自信がない。
ベースボールバットを持ってるというのは、やっぱり映画「ウォリアーズ」の
影響なのかなあ。あれって全編ティーンエイジャー・ギャングの話なので、見る
とためになると思う。ロールプレイはそんな感じで。
もとがコソドロですから、あと軽業とか手品とかトリックとか取って、そうい
う方向を目指すのが良いと思う。
今度は Edeinos Tech Prodigy, 日本語版の天才的エディーノスです。前にも
書いたけど、Prodigy てのは神童とかいう意味ね。
背景ですが、まあ当然のことながら元々リビングランドのエディーノスでした。
ある日コアアースの軍隊(おそらくは合衆国軍)の襲撃を受け、彼は捕虜になって
しまいます。兵士のひとりが彼をペットか何かにしようと思ったのか、連れ帰る
ことにしました。そうしてキャンプへ向かう途中、彼はコアアースにトランスフ
ォームしてしまったのです。
突然彼の前に、今までとまったく違う世界が開けました。兵士がジープを修理
するのがすごく面白そうで、彼は頼んでジープのエンジンを見せてもらいます。
兵士がちょこちょこと説明すると、このエディーノス君さすが神童と言われるだ
けあってすぐに飲み込んでしまう。そうして、あれよあれよと言う間にメカの達
人となってしまい、たちまち基地の人気者に。
ところがその直後、バラク・カー配下の部族が基地を襲撃します。おそらく新
しいスティリーが植えられたのでしょう。機械は全く動かず、兵士達は次々と殺
されてしまいました。これで彼は二度自分の家を失ったわけですが、これで最後
にしようと、同じ悲劇を二度繰り替えさすまい、と誓います。この、メカに満ち
た素晴らしい世界を守るため、彼は戦うのです。
性格ですが、コアアースの10歳の子供とさして変わらない中身だそうです。他
人に自分の価値を認めてもらいたいのですが、周りはそう見てくれない。それが
悔しくて悔しくて。あと、機械に熱中してしまうと、周りのことを忘れてしまう
性向がある。
Quote ですが、「そんなにエンジンをふかしちゃあ、このガスケットが吹き飛
んじゃうのは当たり前だよ。いったいどうなると思ってたの?」みたいな感じ。
まあ、典型的な機械屋さんでして、トラベラーあたりだと重宝するタイプです。
レルムランナーと傾向を同じくするので、同一パーティに混在しない方がいいで
しょう。ただ、頑固な機関士オヤジという風ではなく、どっちかと言うといまい
ち信用のおけないテック・キッドという感じ。
戦闘に臨む方針ですが、工具をいっぱい持ってるので、これを生かしたトリッ
クというのがよろしいかと。ビスを足元にばらまくとか。
あとまあ問題と言えば、そうですね、「人間以外は全て異端」というサイバー
教皇領にはちょっと入るのが難しくなりますが、まあ、そこは我慢しましょう。
次は Edeinos Gone Native, 日本語版の地球化したエディーノスです。
背景ですが、もともとバラク・カーの部族にいましたが、コアアース人達がど
ういうパッションを感じて動いているかを見極めるため、一人でコアアースへと
やってきたそうです。そのときラナーラとのつながりを失い、と書いてあるので、
コアアースにトランスフォームしたのでしょう。このとき、死せる道具を理解す
る能力に目覚めました。死せる道具は、今まで教えられてきたような邪悪な物と
は思えず、むしろ新しい興奮を与えてくれるもののように見えました。
彼は奇跡こそ使えませんが、未だにリビングランドについての知識は豊富に持
っています。それに何より、ラナーラの力に代わる新しい奇跡が使えるじゃああ
りませんか。その名も 7.62 ミニガン (たしかに奇跡より強いよなあ)
そんなこんなで、彼は今や地球人の部族に加わり、バラク・カーの侵略を押し
とどめるために日夜戦っているのです。
性格ですが、the noble savage ってどう訳したもんだろか。高貴な野蛮人?
コアアースの物事は全く新しく、彼はかつてラナーラに見せたように熱心にそれ
を感じています。フェアで誇り高い気質だそうだが、やっぱトカゲなのかたまに
妙なことをやらかして周りの人の気分を害することもあるらしい。
Quote ですが、「さあ、一緒に我々の同盟を祝おう! ペプシだ!」 なぜペプシ
なのかは謎ですが。
えっと、ミニガンですねえ。日本語版では据置式と書いてありますが、私もこ
れに賛成。手で持ったままでは撃てないことにしませう。というと、アースシー
ルドを立ててその上に置いて撃とうとか思い付くストームナイトが出そうだが、
それはそれで良いアイデアでわある。ちなみに据置式だと、撃つ技能は砲門にな
ります。
あとグリネードのダメージ基本値が14ですよね。やっぱりグリネードはみんな
14なんでないかという気もするのですが、まあとにかくこのエディーノス君の持
ってるグリネードは14の仕様だということで。
で、生かし方ですが、戦闘が始まったらおもむろにミニガンのセットアップに
かかり、砲門技能でドラマティックな行動解決して、組み上がったらあとはダメ
ージ効果値27のマルチアクションでなぎ倒し、というのがいいんでないかと思い
ます。マスターと相談しましょう。
今度は New York Cop, 日本語版のニューヨーク市警官です。
このテンプレートは、小説に登場するNYPD(New York Police Department - ニ
ューヨーク市警)の巡査、リック・アルダーをモデルにしたものです。リビング
ランドの侵攻開始時にちょうどシェア・スタジアムの警備に当たっていた彼は、
まさにブリッジが落ちてくるその場面を目撃します。そして、“かろうじて自動
車を動かすことができた”彼は、エディーノスのタル・トゥの助けを借り、ブラ
イス神父らを連れてニューヨークを脱出します。割と渋目の登場人物なのですが、
小説中では早死にするのが残念。
さて背景ですが、彼もまたバラク・カーのブリッジが落ちてきたとき、パトロ
ール中だったようです。この世のものならぬ侵略を目の当たりにして、彼は無我
夢中で逃げだし、気がついてみるとニューヨークの外まで出ていました。
後からこの日のことを振り返ってみると、彼が助かったのは「車を動かすこと
ができた」からだ、ということに気づきました。他のほとんどの人は、車を動か
せなかったのです。ここに至って彼は、自分は数少ないポシビリティ能力者とし
て侵略者と戦わねばならない、と決意します。
警察学校でたたき込まれた訓練と、警官になってからストリートで憶えたこと
の全てを動員し、彼はハイロード達と戦う決意でいます。そしてその精神は、ま
だニューヨーク市警があった頃と変わりません -- Serve and Protect
性格ですが、Good Cop でも Bad Cop でもどちらでもよい、と書いてあります。
どっちか好きな方を選びましょう。しかしどっちにしても、ストリートでいろい
ろきれいごとでは済まない光景を見てきています。ディレッタントとは違うとい
うことだな。ロールプレイに反映させましょう。あと、ユーモアのセンスは結構
持っており、また未だに法と市民を守るという職務に忠実であろうとしています。
Quote がかっこいいのだ。「君には黙秘権がある。が、俺には38口径がある」
いいよなあ。
装備ですが、日本語版にはハンカチとかありますが、原文では Handcuffs で
す。手錠のことね。
防弾チョッキが結構強い。もちろん敏捷度にペナルティが来ますし、38口径が
もともとダメージ高くないことと相まって、攻撃力としてはどちらかと言うと低
いものになります。
知覚系が高いからトリックとか取るとよいのかな。懐中電灯を使ったりして。
しかし、魅力が妙に低いのにカリスマ3技能が全部取れるてのもなんか。挑発に
は弱いです。真面目なんかな。
87分署とかあの辺を読むとロールプレイの参考になるかもしれない。
次は National Guardsman, 日本語版の州兵です。
州兵の人って小説にも何人か出て来るんだけど、このテンプレートのモデルに
なってるかどうかはわかだだい。
州兵ってのはまあ読んで字のごとく州の兵隊で、各州の予算で維持されてます。
ランボーの第一作で兵隊さんがわらわら出てきましたよね。あの人たちが州兵。
戦時/非常時には連邦政府の指揮下に入って国土防衛に当たります。合衆国はこ
こ100年ほど本土が戦争に巻き込まれたことがなく、州軍が戦うのは南北戦争以
来かも。しかし州軍には合衆国陸軍出身者の予備役が多かったりするので、実戦
経験はあります。
背景ですが、彼の州はエディーノスによって占領され、その最後の戦闘で彼の
部隊も全滅したようです。察するに、ミシガン、イリノイ、ウィスコンシン、オ
ハイオ、デラウェア、ニューヨークあたりのどれかだと思われる。
その戦闘の途中、突然みんなの銃が撃てなくなり、トラックは動かなくなり、
兵士達はエディーノスに虐殺されることになりました。しかし重要なことですが、
彼だけは銃を撃つことができたのです。
彼は現在でも、リビングランドのジャングルに覆われた自分の州にとどまって
います。同じようにこの地にとどまっている人々を助け、またトカゲを見つけて
はこれと戦う。たまに、鱗野郎(Scales)をやっつけるためにコアアースからやっ
てくるパーティがいますが、こういうのに会ったときはしばらく行動を共にする
こともあります。州境までですが。
彼自身、本当は自分はここを出て、他の州の州兵部隊に加わって戦うのが合理
的だとはわかっています。しかし、それは結局「他人の家」を守ることにしかな
らない。自分の家はあくまでここなのだ、という意識が、かれをこの土地に縛り
付けています。
性格ですが、誠実で正直、忠実な(おそらくは愛国的な)人だそうです。良い意
味での子供であるとか書いてあって、自分の原則を乱すようなものを許さないそ
うだ。で、周囲の世界がとんでもなく非常識なそれになってしまっているので、
自分の故郷へ執着することによって精神のバランスを保っている。むむう、考え
てみればかわいそうな人だ。
装備。日本語版では飯ごうが入っていますが、「アメリカ人も飯ごうで米の飯
を炊くのか」という疑問が出ます? Canteen って、辞書を引くとかならず「飯ご
う」と出ていて、私も常々謎に思ってはいるんですが、アメリカ軍で canteen
と言った場合は水筒のことです。糧食ってのはたぶんC-レーションでしょうね。
能力的には銃撃系の人でして、傭兵と同傾向ではありますが、もっと強いです。
トリックとか威圧とかが苦手ですが、その分銃に命をかけているのだろう。ケブ
ラーってのも強いな。さすが軍隊経験者。
と、戦闘前衛系として優れたテンプレートなのですが、上の背景をそのまま使
うと、リビングランド以外に出れませんねえ。設定を変えてしまうか、何らかの
妥協が必要だろうなあ。
次は Royal Mountie, 日本語版のカナダ騎馬警察隊員です。実は小説にもこの
テンプレートと同じと目される登場人物が出てくるのですが、登場して数ページ
で死んでしまうので、敢えてモデルと言うにはちと。
背景行きましょう。この人はカナダ騎馬警察の一員として長年カナダに仕えて
きました。ポシビリティ戦争によって国土の一部は失われ、政府も揺らいでいる
今日この頃。彼の仕事もいっそう困難になっています。幸いなことに彼は、この
激変に割とうまく適応できました。もともと未開の原野を相手にするアウトドア
な仕事ですし、狩や追跡、サバイバル術といった方面にも経験が豊富。おまけに
移動手段が馬ですので、リビングランドの中でもだーいじょうぶ。
最初のうちは、リビングランドの「北の地」に近いコアアース地域のパトロー
ルに当たっていたわけですが、そのうちリビングランドからエディーノス達が流
れ出してくるようになりました。ここへ来て上層部から新たな命令が下ります。
エディーノスの部族を偵察せよ、と。
性格ですが、頑強で勇敢、そして愛国心に満ちた人らしい。とにかく無私で祖
国への奉仕をめざす。
Quote が「法の名において、止まれ」 犯罪者や侵略者にこう呼びかけるんだ
ろうか。
装備に馬がないんですが、やっぱり馬がいて欲しいですよねえ。まあ、ナイル
の砂漠とか行く時お荷物になるが。
ちなみに騎乗技能を取らないというのは、騎馬警官としてちょっと恥ずかしい
と思う。生存技能が取れないというのは、ちと不可解ではある。
結構かっこいいなとは思うんですが、それ以上にとりたてて特徴がないのも事
実でわある。やっぱり馬に乗ってトリックしたいよなあ。横腹にぶら下がって、
誰も乗ってないようにみせかけるとか。
The Royal Canadian Mounted Police, 通称 RCMP。「カナダの正義の味方、大
平原に法と秩序をもたらした勇敢な男達」とぎょーぎょーしい言われ方をして誉
めはやされるほど、カナダでは有名な存在です。
1873年、サスカチュワン州(当時はまだノースウェスト準州)のレジャイナで、
「北西騎馬警察」の名で結成され、サスカチュワン〜マニトバ州に広がる広大な
大平原をパトロールに当たったのが前身です。当時のカナダ西部は、合衆国の西
部顔負けに荒くれ者が横行する無法の地だったそうで、また南の合衆国からは騎
兵隊に追われて大量のインディアンが流れ込んでおり、このインディアンに密輸
ウィスキーを売りつけてカモにする悪徳商人も後を絶たなかったらしい。
こうした中、カナダの北西騎馬警察は、合衆国の騎兵隊と異なり、その紳士的
な振る舞いと「インディアンの味方」という態度で名声を上げました。例えば、
1876年のリトル・ビッグ・ホーンの戦いでカスター将軍率いる騎兵隊の前に敗走
したシッティング・ブル酋長率いるインディアン達の大群がカナダに逃げ込んで
きたとき、たった4人の騎馬警察官がインディアン達と交渉し、彼らの入国を許
可したそうです。また、1885年にはフランス系住民がレジャイナで反乱を起こし
ますが、この鎮圧にも活躍します。
その後、こうした功績を認めたイギリスのエドワード7世が1904年に "Royal"
の名を冠することを許し(英連邦諸国では王室の許可がないと"Royal"は名乗れな
い)、Royal North West Mounted Police と改名されます。さらに1920年に本部
がレジャイナからオタワに移され、今の名称になったと。
騎馬警察ですからみんな馬に乗ってるわけですが、その馬術の伝統は定評があ
ります。手綱さばきがすんごく華麗だそうだ。赤いジャケットと黒いズボンの制
服が有名で、メイプルリーフと並んでカナダのシンボルにもなっているらしい。
(すまん、前にカナダに行ったときはまだTorgのことを知らなかったので、そこ
まで見てこなかった)。
ポシビリティ戦争勃発後カナダの首都はオタワからレジャイナに移されたそう
で、当然カナダ騎馬警察の本部も古巣レジャイナに戻っているはずです。西部開
拓時代さながらの活躍が再び期待できるかもしれない。
次は Profiteer, 日本語版の運び屋です。かなりおとなしい訳ではある。もと
もと Profiteer というのは「暴利をむさぼる者」とかいうあまり良くない意味
の言葉で、特に戦争時のどさくさにまぎれて大金を稼ぐやつを指す。そしてこの
テンプレートも、そういう一人です。
背景。この人は商売、特に値切りの達人で、また価値ある宝物を見つけてくる
コツを押さえています。ただし、リビングランドにおける宝物というのは宝石や
ダイヤモンドではありません。むしろ、発電機や缶詰などが高い価値を持ちます。
そしてそういうものがどこに転がっているかと言うと、リビングランドの中に残
された主なき家。
考えてみれば火事場泥棒みたいな話ですが、実際問題として現在リビングラン
ドのただ中にあって生き残るための戦いを続けているレジスタンス村、あるいは
包囲下のフィラデルフィアのような共同体は、彼の見つけてくる物資を心待ちに
しているのです。そしてそのためなら、いかなる大金でも--あるいはお金以外の
物でも--払うでしょう。こういうのは“サルベージ”と呼ばれ、重要な仕事なの
です。
彼は I-80 (Interstate 80 / 高速道路80号線) の脇でトレーラーハウスのよ
うな感じの車を見つけ、また空き家となった店で武器と弾を手にいれました。今
持っている装備はそうやって手にいれた物です。彼は今やリビングランドを縦横
無尽に駆け回っています。ときには、他の有益な技能を持った人間とチームを組
むこともあります。
鱗野郎(Scales)どもは、いいやつ/悪いやつの区別に関わらず、彼の天敵です。
連中が自分を殺そうとしているというだけならまだ良いのですが、困ったことに、
金銭的利益というものを考えようとしません。これでは交渉して丸め込むことも
できない。とは言っても、連中が来てくれたからこそ自分が大儲けできるわけで、
エディーノス様様かも。
性格ですが、シニカルでタフ、そのくせ社交的で頭が回るタイプ。窮地に陥り
全ての望みが絶たれたシチュエーションになると、なんとか交渉(==丸め込み)で
窮地を脱しようという考えが頭をもたげてくるらしい。
Quote が、「必ずそいつをお届けしましょう。お値段? いや、もちろんとーっ
てもリーズナブルですよ」というもの。リーズナブルな値段なんだろうな。
日本語版ではトレーラーが装備に入ってますが、cab and rig となってて、コ
ンボイに出てくるような大型トレーラーではないです。背景のところにあったよ
うに、トレーラーハウス(原文では mobile home で厳密には trialer house と
は違うのだが)みたいなもんでしょう。
知覚系とカリスマ系に秀でた、なかなか交渉に向いたタイプです。パーティに
一人こういうのがいると助かる。しかし筋力も耐久力も低く、戦闘時の戦力には
あまりなりません。他のストームナイトの陰からトリックと挑発ばっかしてるの
が良いかも。そういう意味では、トリックや挑発のネタをなかなか思いつけない
プレイヤーだと苦労する可能性はある。
Torg としては珍しく金にがめついタイプのストームナイトです。おそらくは、
金というものを理解できないリビングランドな相棒と凸凹コンビを組ませる、と
いう意図で入れられたテンプレートだとは思う。他にも、金より正義が大事だと
叫ぶナイルなヒーローとのコンビも良いかも。ニッポン人とコンビを組むと、ち
とあれだろう。
今度は Stalenger Optant, スタレンジャーのオプタントです。
背景ですが、ジャカットなテンプレートの背景と言うのはどれも似たようなも
ので、これもそんなに特徴があるわけではないのですが、ま、いちおう。
このヒトデ君はオプタント、すなわちケタ・カルズにおける生の司祭です。全
ての感覚は彼にとってすばらしいもので、生の一瞬一瞬を自然の素晴らしさの中
で生きています。
ところが、この素晴らしいラナーラの宗教は、バラク・カーによって歪められ
てしまいました。やつは、他のジャカットをだまして死せる道具の使用させてい
ます。彼は、裏切られたラナーラが復讐の呼び声を上げるのを耳にしています。
というわけで彼は、ハイロードの勢力に立ち向かう他のストームナイト達と行
動を共にし、バラク・カー始めとするハイロード達と戦うことになりました。そ
うして、まだだまされているジャカット達にあなたの言葉を伝え、またバラク・
カーや彼のゴタック達を苦しめるべく手を尽くすのです。
彼は偉大な奇跡を起こすことができますが、これはラナーラが「ハイロードに
立ち向かうように」と彼に与えたものです。彼は、コアアースの連中がやるよう
に死せる道具を使うことはできませんが、彼らが使うのは許すことにしています。
いつの日か連中を説得して、共にラナーラの祝福の中に呼び込むことができるで
しょう。
性格ですが、オプタントだそうです。生命と自然と、そして焦がれるような強
烈な感覚を求めて生きています。コアアースの連中は彼の祈りや瞑想を理解しよ
うとしませんが、まあしかたない。彼だってコアアースのやり方を理解できない
のですから。
Quote ですが、「もし君が本当の体験というものを得たいのなら、まず木に向
かって全力で走っていって頭からぶつかってみることだ」と言っているのでわな
いかと思う。
ジャカットですので、主に奇跡にその力を依っています。空を飛べてかつ触手
という便利なものを持っていますので、接触の奇跡をうまく使うことが勝利への
キーでしょう。
しかし一方、耐久力がもともと低い上に鎧をまったく着れないので、銃撃され
ると生命の危険が大きい。まあ確かに自分で治せるっちゃあそうなんですが、悪
漢が高揚してダメージ効果値30とか出ると一撃であの世行きです。その辺は覚悟
しましょう。
その他には、トリックが得意とか、闇やら霧やら透明な敵やらを物ともしない、
という長所は前のスタレンジャー同様です。
今度は Spartan, 日本語版でもスパルタン。
背景は、スパルタンです。ってももともとスパルタンではなく、なんかCIAか
何かの特殊隊員に志願したみたい。合衆国に奉仕したいという愛国心からです。
訓練を積み、彼はよい成績を修めました。
で、アメリカが侵略されるという事態がやってきました。デルファイ評議会が
急遽結成され、彼もこの評議会に雇われます。スパルタンの一員として。ヒュー
ストンとレジャイナ(すなわち合衆国政府とカナダ政府)は、彼にリビングランド
内のレジスタンス集落との接触任務を与えました。そして、追って指示が出るま
では、場合に応じて自分の判断で対処してよい、と許可を与えられました。
最近デルファイ評議会についていろいろ悪い噂が聞かれ、彼はあまり良い気分
でありません。彼自身はそれを裏付ける証拠をいまだ見いだしていませんが、ど
うも何か自分の信念に反することが行われているようでもあります。
リビングランドの中で孤立しているせいか、政府に対する忠誠を失っている人
もいます。そうした人々が、彼の任務達成を困難にしています。しかし何があろ
うと、国を守るという信念は彼を動かし続けています。
性格ですが、有能だが無愛想、あまり他人と積極的に交わらないタイプと見え
ます。始終サングラスをかけており、この癖はなかなか抜けない。
Quote が「今はハードな時代だ。ハードな時代にはハードな行動が必要だ」と
いうもの。ハードな人なんでしょうな。
この人がいると、エディーノスやスタレンジャーが同一パーティにおれなくな
ってしまうという問題点はあります。また、レジスタンス集落の協力が得られに
くい。スパルタン自体がどちらかと言うと悪役に近い扱いを受けることが多いの
で、しゃあないかなあ。割と善悪がすぱっと割り切れる Torg の設定の中にあっ
て、デルファイ評議会とスパルタンの存在だけが割り切れない問題として難しい
矛盾を投げかけているんですよね。こういうのは割と好きです。それと、アメリ
カ国外へ赴くには、デルファイ評議会からの命令なり許可なりが必要でしょうね
え、そのままでは。
能力的には、まあそこそこ。ケブラーが厚いし、Uziもそこそこ威力あるし。
ただ、そのリアリティ技能の低さは、リビングランドでは致命的に働くかもしれ
ません。
この人も物理戦闘系の人ではあります。トリックと威圧は取れますがそう高い
わけではない。挑発も取れないし。
リビングランドのテンプレートも終わりに近づいてきましたが、今度は Vengeful
Human, 日本語版の復讐者です。
日本語版では背景が全てカットされてしまっていますが、どういう人だったの
かと言うと…
この人の住んでいた街はエディーノスの襲撃を受け、彼女の家族は全員殺され
てしまったそうです。彼女自身はなんとかコアアース地域まで脱出することがで
きましたが、その記憶は忘れることができませんでした。この経験が彼女に、強
い復讐の念を植え付けました。
彼女は、リビングランドへ行く人にだったら誰にでも雇われます。そうしてそ
の日の糧を得るわけですが、その日を生き延びるのは明日またトカゲ達を殺すそ
のために他なりません。しかし、どこかの家族が危険にさらされているのを見る
と、冷静さを失い、自らの危険を顧みず助けに飛び込んでしまいます。
折りにつけ彼女は周囲の人々に、自分はもう十分トカゲ達を殺したから、そろ
そろ休もうか、と語ります。しかし、自分でもそれが嘘であることに気づいてい
ます。もはや復讐だけが彼女の生きがいであり、それがついえる日は彼女が死ぬ
日より前に来ることはありません。
性格ですが、感情的には焼き切れているが、抑制も利いている感じらしい。再
び愛する人を失うのが恐いため、なるだけ係累を作らないよう無意識のうちに他
人とも距離を置いてしまいます。とは言え、「この人を守らねば」と思ったとき
には、安心させるために笑顔を見せることもありますが。
Quote が "I'll go." という簡潔なもの。"I'll be back" と違って「戻って
くるぞ」とは言ってないんですね。
という、なかなかハードな背景のテンプレートです。ロールプレイしがいがあ
るとは言えますが、地球人に友好的なエディーノスでさえ許しそうにないよねえ。
そのトラウマを乗り越えてエディーノスと友情を、というのは、それはそれで素
晴らしいドラマではある。あと、リビングランド以外の地域へ向かわせるには、
家族の危機をダシに使う必要があるかも。
耐久力が高く、やはり物理戦闘系のストームナイトかもしらん。とりあえずカ
ードを4枚とも出しておいて、装甲の厚さでしばらく耐えて、ここぞという時に
他のプレイヤーとカード交換して集めてトドメを、というのが良いかも。トリッ
ク以外でカードを集められる気がせんから。
リビングランド最後のテンプレートは Tech Wiz, 日本語版のハイテク技術者
です。ハイテクってのはVLSIみたいな高度テクノロジー製品を扱えると言うより、
テクニックがハイなのだと考えた方が良いでしょう。
日本語版リビングランドではあと「オプタント」と「ゴタック」が追加されて
いますが、英語版には無いので今回はカットね。The Storm Knight's Guide to
the Possibility Wars に Character Profile という形で簡単な略歴が載っては
いますが。
背景ですが、子供の頃から機械が大好きで、それらを扱うのがうまかったそう
です。彼女の育った地域は熟練した修理工が少なかったので、周りからも重宝が
られたらしい。彼女は、誰よりも早く車を修理できた、とか、あまり考えずにTV
を直せた、とか、目をつぶったままラジオを組み立てられた、とか、言いたい放
題書いてある。そういう子供はだいたい "Tech Kid" と呼ばれるのですが、やが
て大きくなると Kid でなくなるわけで、今度は周りの人たちが "Wizard" と呼
び始めました。魔法使いですね。アメリカでは、エキスパートとかよりさらに上
の凄い人たちを、こう呼びます。
さて、リビングランドが侵略を始め、彼女の回りでは恐ろしいことが起こり始
めました。機械が動かなくなったのです。ところが、彼女だけは動かすことがで
きました。そして不思議なことに、他の人達に直し方を教えてもなお、彼らは機
械を直すことができないのです。
そういうわけで彼女は、リビングランドの中に分け入り、修理を求めている人
人を助けて回ることにしました。フィラデルフィアのような大きな街でサルベー
ジ用のトレーラーを修理することもありますし、小さなレジスタンス村の農場で
トラクターを修理することもあります。
彼女は行く先々で重宝がられますが、彼女自身は人間より機械の方が信頼でき
ると考えているようです。
性格ですが、他人に対しては友好的ですが、落ちついており、いろいろ誘惑に
かかりにくいタイプらしい。機械をいじっているのが好きというのはまあ当然だ
な。
Quote があれなんですが、ううむ、「はん、ふむむむむう、あっ、これよ、ふ
ううむ、これかなあ、ああ、やっぱり」てなもの。本当に友好的なのかなあ。
エディーノスのときもそうでしたが、<知識(機械工学)>は修理のときに使うも
のと考えてよさそうですな。15あるとさすがに直るべなあ。
日本語版では装備にノートパソコンとありますが、英語版では Calculator。
電卓ですな。とはいえ HP の Calculator にはノートパソコンより頭いいのがあ
るから、何でもいいのかもしらん。
AK-47ってどこで手に入れたんだろう。M-16より強い。しかし耐久力は低いの
で、敵の目の前に出ると死ぬかもしれません。トリックに秀でられるので、その
線で戦いましょう。
あと、科学も取っておいた方がよさそう。技能値的には高くならないけど、ド
ラマティックな行動解決で使わざるを得ない局面って十分考えられます。乗り物
技能も取っておくと、だいたいレルム・ランナーの代わりになります。
written by nishio@io.com